11月の始業当初から、坩堝にヒビが入ったまま溶解炉を稼働し続けていました。
http://fglass.i-ra.jp/e998097.html
原料を入れても何となく減るような気がしていましたが、気のせいかもと思ったり、いや、やっぱりガラスが漏れ出てるのかもしてないと思ったり、訝しみながらも確かめることをせず、気づかないふりをして3ヶ月。
いよいよおかしい。
ガラスの状態がとても不安定で、溶けたり溶けなかったり。
泡も、どんどん底から湧いてくる感じでひどい有様。
作っても作っても製品にならない。(╥_╥)
ああ、もうだめだ。(;へ;)
そう思って、主人とガラス溜りを開けてみることに。
坩堝が割れた時、溶けたガラスを受けるスペースです。
見ると、少しガラスが溜まってました。
やっぱり漏れてた。(╥_╥)
これ以上吹いてもA品が取れず、無駄ばかりだ。
時間をかけて熱上げしたのに、すぐに割れたから消すって、ものすごいショックなんです。
だから、決断に3カ月かけてしまいましたが、意を決してガラスを溶かすのを諦めました。
でもすごいです。
3カ月、仕事を続けさせてくれました。
私が坩堝に残ったガラスを掻い出し、主人がガラス溜りからガラスを掻い出す。
そして、灯油を止めました。
いつも炎の爆音でうるさいのに、火が消えるとシーンと
して、とても寂しい。
溶解炉の温度が下がったら、坩堝を交換して、周りを修復してまた火入れです。
大きい注文を受けたままなので、2月中には再開していると思います。
それまで、吹きガラスの体験と、オーダーメイドは承ることができません。
ショップはいつでも開けますので、ご連絡ください。
0558ー55ー1582
よろしくお願い致します。